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妊娠中の注意(目次)


>妊娠中の食生活 / つわり / 体重増加 / 貧血、カルシウム / リステリア症 / 葉酸

健診について / 母子手帳 / 妊娠時血液検査 / 健診時期

乳房の手入れ / あなたの乳頭の形は? / 母乳のメリット / 乳房の手入れ

母親学級 / 前期 / 後期 / 離乳食指導

マタニティスイミング

入院の時期(お産の始まり)
/ 破水 / 陣痛

お産で入院する時は連絡を / 連絡する内容

入院のとき用意するもの / 入院時必要なもの / ご主人や家族への家事の引き継ぎ / ご主人や上の子も一緒に入院も

入院中の生活 / 母児同室 / 母児異室 / 部分母児同室

母乳保育 / カンガルーケア / 早期授乳 / 母乳がよく出るために / 赤ちゃんとの楽しい時間 / 退院後の授乳

赤ちゃんの検査 / 黄疸、 / 先天性代謝異常検査 / 新生児聴力検査

赤ちゃんの退院後の注意 / へその緒 / 赤ちゃんのお風呂 / 黄疸 / おむつかぶれ / ビタミンk / 赤ちゃんの便秘

退院後の生活 / 床上げ、家事 / 入浴 / セックス / 排卵 / 外陰部の洗浄 / 睡眠、産褥うつ病


(これらの内容は下記にあります。)



妊娠中の食生活
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つわり

妊娠すると、まず直面するのが、「つわり」です。

つわりには個人差があり、また、心の持ち方によってもずいぶん違ってきます。

音楽や、散歩、手芸などで気分転換をして、のんびりすごすようにしてください。

つわりはクヨクヨ考えると、よけいひどくなります。

つらければひとりで悩まず、相談してください。


つわりの時は、好きなものを好きなだけ!

「栄養のバランス」とか、「赤ちゃんのために」とか考えないでもだいじょうぶ。

この時期の赤ちゃんは特別の栄養はいりません。

また、つまみ食いもおすすめします。


冷たいもの、酸っぱいものを!

一度冷蔵庫で冷やして食べてみてはいかがでしょうか?

いつもは熱いものがおいしいものでも、つわりの時は冷たい方が口当たりもよく、においもあまり

気になりません。

味は甘いものより、酸っぱいものの方が食欲をそそります。

酸味のきいたものを試してみてください。


枕元に、食べ物を!

つわりは、空腹で血糖値が下がるとひどくなります。

朝、ふとんから出る前に、何か口に入れてみましょう。

パン、果物、など食べられるものを手の届くところに置いておくと、いいですよ。


つらければ相談を!

どうしても食べられない、何回も吐く、しんどい。

こうなってきたら、相談してください。

つわりを直接直す方法はありませんが、そのうち、自然に治る時期が来ます。

それまで、くすりや、注射、点滴で楽にすごすことができます。


体重

「おかあさんと赤ちゃんの健康のため、食べ過ぎに注意しましょう。」

つわりの時期が過ぎると、今度は食欲が出て何でもおいしく、体重が増えて困る時期が来ます。

昔の人は、「赤ちゃんと二人分食べなきゃ」と言いますが、現在では逆で、「あまり食べないよう
に」と、なりました。

食べ過ぎて、体重の増え過ぎや、肥満は、妊娠中毒症や、難産の原因になり、よいことはなにもありません。

だから、食べ過ぎないように、1ヶ月1Kgの体重増加が目安です。


貧血

妊娠中に鉄分が不足すると、貧血になります。

貧血になると、お産の出血に対する抵抗力が無くなり、ひどい時には輸血が必要になります。

貧血のため、赤ちゃんは酸素不足になり、産まれる時に弱ることがあります。

また、赤ちゃんが大きくなれなかったり、生後2〜3ヶ月に、貧血になる事があります。

鉄分は吸収率が悪いので、一度にたくさん食べても吸収されません。

ですから、少しずつでも毎日食べるように気をつけてください。

妊娠中に検査して、貧血があるようなら薬を飲んでもらいます。

ひどい貧血や、薬が飲めない人は、鉄剤の注射をします。

何とか、お産までに、お母さんと赤ちゃんの鉄分を増やしておきましょう。


カルシウム

赤ちゃんの骨を造るため大量のカルシウムが必要です。

カルシウムが不足すると、赤ちゃんの骨が弱かったり、お母さんの足が、つることがあります。

また、お母さんのカルシウムが不足したままだと、年取ってから骨粗鬆症になります。

せっせとカルシウムの多いものを食べてください。

リステリア症について

 リステリア症は、リステリアという細菌によって引き起こされる感染症です。リステリア症では、発熱・筋肉痛、吐き気や下痢等の症状を引き起こします。さらに,神経系統まで感染が広がると、頭痛、首が硬くなる、昏迷、ふらつき、痙攣等が起こることがあります。リステリア症では、髄膜炎・敗血症を起こすことがあります。とくに、周産期(出産の前後)の患者は死亡率が非常に高率です。はありません。

リステリア症になりやすいのは、以下に示す人たちです。

*妊娠している女性 : 健康な成人より20倍リステリア症になりやすいです。
*胎児・新生児 : 妊娠中の感染は、妊娠している女性よりもおなかの中のこども(胎児)に深刻な影響を与えます。胎児の段階で感染し、リステリア症の新生児として出産されることもあります。
 健康な成人・こどもは、ときにリステリア症になっても、重症になることはまれです。

リステリア症にならないためには、次のようなことに注意してください。

*動物性の生の食物(例えば、牛肉、豚肉、にわとり・七面鳥の肉等)はよく加熱すること。

*生野菜は食前によく洗うこと。

*加熱していない肉は、野菜や調理済みの食物、食べる用意ができている食物から離しておくこと。加熱していない肉を盛っていた皿をそのまま食事に使わないこと。

*滅菌していない生の牛乳、あるいは滅菌していない生の牛乳で作った食物を避けること。

*加熱していない生の食物を扱った後は、手、包丁、まな板をよく洗うこと。

 さらに、リステリア症になりやすい人たち(例えば、妊娠中の女性や免疫不全の人たち等)は、次のようなことにも注意してください。

*ソフトチーズ(例えば、フェタチーズ、ブリーチーズ、カマンベールチーズ、ロクフォーチーズ,メキシカンスタイルチーズ等)は、避けること。
プロセスチーズ、クリームチーズ、コッテイジチーズやヨーグルトは、避ける必要はありません。ハードチーズについては,2001年12月に,日本でも,輸入されたリンドレスゴーダチーズからリステリアが検出されたことがありますのでやはり避けた方が良いでしょう。

 リステリアは、食中毒の原因となる可能性のある病原体です。日本でも、2000年夏には、輸入された生ハムからリステリアが検出され、業者による自主回収がなされました。また,輸入チーズからもリステリアが,検出されることがあります。


葉酸
葉酸は、ビタミンB群の水溶性ビタミンで、細胞の分化に不可欠です。このため、細胞の分化の盛んな胎児では、特に葉酸が重要です。

受胎前後に十分量の葉酸を摂ることで、、二分脊椎(にぶんせきつい)や無脳症などの神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)のリスクが低減できることが、多くの研究から明らかになってきました。

厚生労働省では、妊娠を希望するすべての女性に、1日400μg(マイクログラム)の葉酸を摂ることをおすすめしています。でも、すべての女性が計画的に妊娠するわけではありません。ふだんから葉酸をはじめその他のビタミンを多く含む、栄養のバランスがとれた食事を心がけることを、お勧めします。

葉酸の多い食品
緑黄色野菜、柑橘類、アボガド、レバー、牛乳、胚芽米、卵、ほう れん草、せり、バナナ、杯芽、柿、キウイフルーツ


健診について
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母子手帳


妊娠が安定すると、市役所、市役所支所、町村役場などで母子手帳を交付してもらいます。

母子手帳をもらったら、必要事項を自分で記入し、妊婦健診の時は必ず持ってきてください。

母子手帳は妊娠中だけでなく、赤ちゃんが小学校に入るまでの成長発達や、予防接種、病気の記録になります。


妊娠時血液検査


当院では妊娠時血液検査として下記の項目を行っています。

血液一般(貧血検査)
血液型(AB型RH型)
血糖
風疹HI
梅毒
HBV(B型肝炎)
HCV(C型肝炎)
ATLA(成人T細胞白血病)
HIV(エイズ)


妊婦健診

27週まで       4週間に1回

28週〜35週      2週間に1回

36週以後       1週間に1回

体重、子宮底長、腹囲、血圧、尿蛋白、尿糖、むくみ、超音波検査により胎児の発育状態などを調べます。

異常なければ、27週までは内診はありません。

それ以後は、早産になりかかっていないか、膣内に感染は無いかなどを調べるため、内診をします。



乳房の手入れ 目次へ戻る


赤ちゃんを母乳で育てるために、5〜6ヶ月になったら乳房の手入れを始めましょう。

あなたの乳頭はどれでしょう?




扁平乳頭や陥没乳頭は授乳に困ります。

赤ちゃんが生まれるまでに手入れをしておきましょう。

詳しくは検診時に相談するか、母親学級前期を受講してください。


うれしい母乳のメリットは・・・

@ 病気に対する抵抗力をつける免疫体が含まれています。

A 健康と発育にピッタリの栄養素がバランスよく含まれています。

B 消化吸収が良いので、下痢や便秘が起こりにくくなります。

C お母さんとのスキンシップが得られ、心が通い合います。

D あごが発達し、のちの口腔機能(かむ、のみこむ)発達が良くなります。

E 産後の回復が早くなります。

F いつでも新鮮で清潔な栄養を与える事ができます。

G 赤ちゃんへの愛情が深まり、育児に対する自信がわいてきます。

H 経済的です。


妊娠16週になったら・・・

赤ちゃんが元気よく吸っても、痛くなったり傷がついたりしないようなおっぱい作りのために、お風呂のあとに毎日続けましょう。

@ オリーブ油かコールドクリームをぬって、乳頭(乳首)をマッサージしましょう。

A 乳輪(乳頭のまわり)をマッサージしましょう。

B 乳頭をつまみ出す気持ちで引っ張りましょう。

注意! おなかが張っている時は中止してください。


妊娠37週になったら・・・

もうすぐ、産まれる頃です。

母乳を出しやすくするため、毎日のお手入れで乳管(おっぱいの通り道)を開いておきましょう。

指先で乳輪の周りを絞るようにして、乳汁を押し出しましょう。


初乳が出たあとは・・・

コットンかティッシュを濡らして、乳頭の先につまっている乳かすや垢を取り除き、清潔にしておきましょう。




母親学級 目次へ戻る

当院では妊娠前期と後期に母親学級を開いています。

 

期日

時期

内容

妊娠 前期

第2 木曜日
午後2時より

妊娠3〜4ヶ月

乳房の手入れ、栄養指導、
妊娠中の注意

妊娠 後期

第1 木曜日
午後2時より

妊娠8〜9ヶ月

お産のビデオ、分娩室体験、
ラマーズ法による分娩指導

離乳食指導

第3 木曜日
午後2時より

産後4〜5ヶ月

離乳食の進め方、
離乳食実演、育児相談




体操のできる服装で、母子手帳、当院の小冊子「赤ちゃんとおかあさんのために」をご持参ください。

ご希望なら夫婦でどうぞ。

その時期になれば、当院から案内のはがきが行きます。

それ以外でご希望の方は受付までお申し出ください。

なお、母親学級終了後、続けて検診もできます。



マタニティ・スイミング 目次へ戻る

レイスポーツクラブ玉島、倉敷において、マタニティスイミングを行っており、当院はその、指定病院となっています。

マタニティスイミングは妊娠中の不快な諸症状を軽くするとともに、お産を軽くすると言われています。

水による浮力で重い妊娠子宮からの負担がとれ、これを支えていた腹筋、背筋などの筋群が休まります。

水中ではまるで妊娠していない時のような軽快さを感じます。

水温、実施内容、実施時間などの条件を守れば、マタニティスイミングは妊娠中の理想的なスポーツとなります。



お産の始まり 目次へ戻る

病院に連絡する時期


お産が近づいてきて、どういう状態になったら病院に連絡し、入院すればいいのでしょうか?

下図のように、病院に連絡を取る必要があるのは、

1.生理の多い時の量以上の大量出血

2.10〜15分間隔の規則的な陣痛

3.破水

の3つの場合です。


異常出血などの特殊なケースを除く正常な、お産は、陣痛か破水かのどちらかにより始まります。

人によっては「しるし」と言う、少量の出血があることがあります。

「しるし」は子宮口が開き始めた時に起こることが多く、「お産の準備はできましたか?」と言うお知らせです。

すぐにはお産が始まることはなく、陣痛、破水が起こったら、病院へ連絡してください。

「しるし」は少量のおりもの程度の出血です。

生理の量より多い出血は異常のことがありますから、すぐ病院に連絡してください。





破水

破水とは、赤ちゃんを包んで守っている風船のような膜が破れて、中の「羊水」と言う水が出てくることです。

普通は、陣痛が始まってから破水することが多いのですが、陣痛が始まる前に破水することを「前期破水」と言います。

破水が起こって時間がたつと、膣内の細菌が子宮に入って子宮内感染を起こす危険性があります。

そうならないために、抗生物質の投与や陣痛を起こして早くお産を始める必要があります。

破水は、ビショビショになる位出ることもあれば、チョロチョロと少しずつ出ることもあります。

人によっては、おしっこが漏れたと勘違いする人もあります。

「変だな」と、思ったら、すぐ連絡してください。



破水したらなるべく早く病院に連絡してください。

時間が経つと、感染が起こります。

感染の原因になるので、お風呂には入らないでください。(シャワーはだいじょうぶ)

破水かどうかわからない時も、一応連絡してください。



陣痛

ほとんどの人は「陣痛」から始まります。

陣痛とは規則的な子宮の収縮で、初期にはおなかが張っていると感じる人がほとんどですが、軽い痛みとして感じる人もいます。

おなかが張っている(陣痛が来ている)時は、おなかをさわると、子宮全体がかたく、おなかが前に突き出すような、おなかが張った感じがします。

子宮の一部分だけがかたい時は、赤ちゃんの背中や足がさわるためで、陣痛ではないことがほとんどです。

陣痛が始まっても、すぐにお産になるわけではありませんから、あわてないで、入院の準備をしてください。

一般的には、陣痛が規則的(間隔が10〜15分)になってからお産になるまで、初産婦で12〜16時間、経産婦で8時間と言われています。

入院の準備をして、破水がなければお風呂に入ってもかまいませんが、あまりのんびりしていると、知らないうちに、お産がどんどん進行していることもあります。



病院に連絡するのは、陣痛と陣痛の間隔が、経産婦で15分、、初産婦で10分になった時です。

しかし、これはあくまで、目安です。

検診の時に、「早めに連絡してください」と言われた人や、前回のお産が安産で早かった人などは、早めに連絡してください。

痛くなくても周期的におなかが張るようなら来てください。

連絡が早すぎてもかまいませんし、不安ならば、早めに入院してもかまいません。

遅すぎては大変です。



お産で入院する時は連絡を 目次へ戻る
    浅野産婦人科 086-522-7575

お産で入院する前に次のことを教えてください。

10〜15分ごとにおなかが張ってきた(陣痛)のはいつからか?

現在、陣痛は何分おきにくるか?

おなかが張っている時間は何秒くらい続くか?

おなかは痛いくらい張るか?

入院まで何分かかるか?



必ず、入院前に電話してください。

夜間の入院の場合は正面玄関のインターホンか、受付カウンターのベルを押してください。

家族の食事や衣類を整理して、メモを渡しておきましょう。

退院時に持ってきてもらうものは一つにまとめて。

貴重品は絶対に持ってこないでください。

入院費用は入院当日に病院に預けるか、退院日に持ってきてもらいましょう。



院内で喫煙できるのは、1階の喫煙コーナーのみです。

病室では、絶対にタバコを吸わないでください。


ご主人や上のお子さまも一緒に入院することができます。

詳しくはご相談ください。


入院の時用意するもの 目次へ戻る

ねまき(無料貸し出しもあるので必要なら人だけ)

2枚

洗濯した時のために必ず名前を
書いておいてください

タオル

3〜4枚

産褥用ショーツ

3枚

ガウン(冬のみ)

1着

 

保険証、母子手帳

 
この本  
赤ちゃん衣類

1組


退院の時に必要

ベビータオルケット

1枚

ベビー毛布(冬のみ)

1枚



お産で入院の方には、IKUKOのねまきを、毎朝用意しております。ご利用ください。

産褥ショーツや下着などは無料で洗濯致します。

また、入院時には歯ブラシ、歯磨き、スリッパを無料提供致します。



入院中の生活 目次へ戻る


母児同室と母児異室について


母児異室

お母さんは自分の部屋で、赤ちゃんは新生児室ですごし、赤ちゃんの世話は当院のスタッフが行う。

授乳の時にお母さんに授乳室に来てもらうシステム
(授乳時間はだいたい午前、午後の1,4,7,10時)


メリット

お母さんの疲れが少なく、よく休める。


デメリット

母乳の出る量が少ないことがある。

赤ちゃんと一緒に過ごせないため、赤ちゃんの世話の仕方、くせなどがわからない。


母児同室


お母さんと赤ちゃんが一緒の部屋で過ごす。

時間を決めないで、赤ちゃんが泣いたら母乳を吸わせる。

赤ちゃんの世話をすべてお母さんが行う。


メリット

母乳がよく出るようになる。

赤ちゃんとおかあさんのきずなができる。

赤ちゃんの事がよくわかり、世話が上手になる。

お母さんの産後の回復が早い。


デメリット

お母さんが疲れやすい。


部分同室


母児同室と母児異室の中間。

一定の時間だけ母児同室とし、疲れたら赤ちゃんを新生児室に帰す。

☆初産婦の方は、赤ちゃんの世話に慣れるために、退院前日は母児同室とします。



母乳保育
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当院ではできるだけ母乳で育てることを推進しています。

妊娠中から乳房、乳首の手入れをしておきましょう。


カンガルーケア


赤ちゃんが生まれたら、体を拭いたら裸のままで、すぐにお母さんに、抱っこしてもらいます。

お母さんのぬくもりで赤ちゃんの体温低下を防ぐとともに、赤ちゃんもスキンシップを得て落ち着きます。

また、赤ちゃんが乳首を吸うこともあります。


早期哺乳

当院では赤ちゃんが生まれて早期に授乳を開始します。

そのわけは、赤ちゃんが最初に吸う乳首はお母さんの乳首であって欲しいからです。

人工乳首に慣れてしまうと、お母さんの乳首を吸うのが下手になってしまいます。

すると、あまりお母さんの乳首を吸わないために、母乳の出が悪くなります。


母乳がよく出るために

その後も、赤ちゃんがおなかがすいた時は、母乳が出なくてもおっぱいを吸わせます。

これは、赤ちゃんが吸うことで、母乳の出が良くなるためで、マッサージなど他の方法よりも効果的です。

ですから産後1〜2日は授乳間隔が短く、回数が多くなりますが、母乳が出始めるまでの辛抱です。

赤ちゃんのためにがんばってください。

もちろん、あまりしんどい時は、こちらで授乳します。


赤ちゃんとの楽しい時間


赤ちゃんは、触れてみて気持ちのいいものと、嫌いなものの区別がつきます。

皮膚が触れ合うことで赤ちゃんは気持ちが落ち着きます。

あかちゃんがおっぱいを吸いながら眠ってしまう事も、うなずけます。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだぼんやりしか見えませんが、少し見え始めて最初に興味を示すのが丸いものの中の二つの黒い点、すなわち、お母さんの顔の輪郭と、目です。

また、赤ちゃんは音は十分に聞こえます。

だから、赤ちゃんの顔を見て、話しかけながら授乳してください。



退院後の授乳


ストレスは母乳の出を悪くします。

のんびり構えて睡眠を充分にとり、楽しみながら授乳しましょう。

授乳後はできるだけ搾乳して、乳房を左右とも空にしてください。

残っていると、母乳の出が悪くなるし、乳腺炎の原因にもなります。

授乳の回数や間隔はあまり神経質にならないでください。

母乳保育の場合は、赤ちゃんが欲しい時に、欲しいだけ飲ませてください。

成長するに従って授乳間隔はあいてくるのが普通です。

間隔が短い時、あるいは20分以上吸い付いている時は母乳量が少ないことがあります。

母乳だけで足りているかどうか不安な時は、授乳したあとで搾ってみてください。

授乳直後でも母乳がたくさん出るようなら足りているはずです。

飲み方が悪いようなら、授乳中に左右乳房を変えてみてください。

また、赤ちゃんの成長に母乳の量が追いつかず、一時的に母乳不足になることがあります。

こんな時は赤ちゃんの要求に応じて授乳回数を増やしてください。

その刺激により母乳量が自然に増えてきます。

できるだけ1ヶ月健診までは母乳だけでがんばってください。

ミルクを安易に与えると、ますます母乳が出なくなります。

心配なら、体重を測ってみますのでおいでください。


今までよく飲んでいた赤ちゃんが急に母乳を飲まなくなるのは、赤ちゃんに何か異常があるのか、あるいは母乳に異常がある時です。

お母さんが食べたものは母乳に出るため、母乳の味が変わったり、アレルギーの原因になり、赤ちゃんの体調が悪く、ご機嫌が悪いことがあります。

赤ちゃんが母乳をいやがる時と、食事との関係に、気をつけてみてください。

たとえば、牛乳を飲んだ時だけ機嫌が悪いとか、香辛料を食べたあとは母乳をいやがるとか、コーヒーを飲んだあとは赤ちゃんが寝ないとか。


退院してからも、母乳に関する悩み、相談、疑問があれば相談に応じます。

お気軽においでください。



赤ちゃんの検査 目次へ戻る

赤ちゃんの先天代謝異常の検査をするため、生後5日頃に赤ちゃんの足からほんの少し血液を採ります。

赤ちゃんが黄色く見えてきたら黄疸です。

そのほとんどは、生理的黄疸、または、母乳黄疸で心配ありません。

あまり黄疸がきつい時は、やはり血液を採って検査します。


新生児聴力検査


赤ちゃんの千人に一人は生まれつき耳の聞こえに傷害を持つと言われています。

その場合は、早く発見して適切な援助をすることが赤ちゃんの言葉の成長にとても大切です。

当院では、希望者に赤ちゃんの聴力検査を行っています。

赤ちゃんには何の痛みも、副作用もありません。



赤ちゃんの退院後の注意
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へその緒


生後7〜10日で脱落しますが、自然にとれるまで、引っ張ったりしないでください。

沐浴後は、きれいなガーゼまたはティッシュで押さえるようにして、おへその中まで水分をよくとってください。

へその緒が脱落した後、少量の出血が続くことがありますが、心配ありません。

時に、いつまでもじめじめして、真ん中にイボのようなものができることがあります。

1ヶ月健診の時に処置します。

ただし、おへその周りの皮膚が赤くなっているようならおいでください。


赤ちゃんのお風呂

新しい清潔なお湯ならば、家庭のお風呂を使ってもだいじょうぶです。

お風呂から出たら、冷えないように注意してください。

あごの下、脇の下、お尻、おへそはきれいに水分をふき取って乾かしてください。


黄疸

退院時には黄疸の検査をして、異常のないことを確認してありますが、時には1ヶ月くらい続くこともあります。

だんだん黄色が濃くなるとか、ミルクを飲まなくなるような時は、おいでください。


おむつ、おむつかぶれ


赤ちゃんのおむつかぶれの原因のほとんどは、おむつが濡れたままになっているからです。

特に、紙おむつはぬれた感じがしないため、赤ちゃんもあまり泣きませんが、おむつはぬれると通気性が悪くなり、おむつかぶれができます。

泣かなくても、おむつは見てやってください。

普通、おむつを替える回数は8〜15回くらいです。

おむつかぶれがひどい時はおいでください。


ビタミンK

赤ちゃんはまれにビタミンKが不足し、腸内出血や頭蓋内出血を起こすことがあります。

厚生省の発表では、4000人に一人、特に母乳栄養児では1700人に一人と言うことです。

これを予防するため、生まれてすぐ、退院時、生後1ヶ月検診時の3回、ビタミンKを飲ませることが推奨されています。

当院で2回済んでいるので、1ヶ月健診の時に3回目を飲ませます。


赤ちゃんの便秘

赤ちゃんの便秘には綿棒にオリーブ油をつけて、肛門に1cm位入れて刺激してみるか、イチジク浣腸を5ccくらいしてみてください。




退院後の生活 目次へ戻る

@乳房と生理以外は体が妊娠前の状態に戻るには6〜8週間かかります。

A床上げや家事などの軽い仕事は、産後2〜3週間から徐々に始めてください。

重いものを持つのは産後6週間から。

Bシャワー、シャンプーはかまいませんが、おりものが暗褐色、褐色の間は入浴しないでください。

おりものが黄色や白くなったら入浴できます。

Cセックスは1ヶ月健診まで待ってください。

産後は痛いことがありますが異常ではありません。

徐々に痛みは無くなっていきます。

心配ならご相談ください。

D産後2ヶ月で排卵のある人があります。従って、生理が無くても妊娠することがあります。

E感染を防ぐため、外陰部を清潔にしてください。膣内に水が入らないように気をつけながらシャワーで流すと効果的です。
その後、清浄綿ではじめに中央、次に両側を膣入口部から肛門の方に向けて拭いてください。

絶対にタンポンは使わないでください。感染の原因になります。

F外出は1ヶ月健診までしない方が無難ですが、体調が良ければ2週間くらいから少しずつ始めてもいいと思います。

G夜間、授乳のために睡眠不足になりがちなので、つとめて昼寝をするよう心がけてください。

不眠が続くようなら相談においでください。

また、育児や授乳がつらくてたまらない時は「産褥うつ病」かもしれません。

一度、相談においでください。

H産後1ヶ月経ったら、お母さんと赤ちゃんの1ヶ月健診においでください。

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